サッカー日本代表:歴代最強チーム(7位 -2018西野ジャパン)
Last Updated on 2024年1月17日 by ピントゥリッキオ
このブログでは、サッカー日本代表チームが、初めてワールドカップに出場した1998年から直近の2023年までの日本代表の最強チームのうち7位の2018西野ジャパンについて解説します。
日本代表の歴代チームの最強ランキングについてまとめていますのでまずはそちらもご覧ください!
日本代表の歴代得点ランキングについてもまとめてますので是非ご確認ください(^^)
サッカー日本代表とは?
日本サッカー協会(JFA)によって編成される日本の男子サッカーのナショナルチームです。呼称は様々で、A代表やフル代表、サムライブルーなどと呼ばれます。
年齢制限のないA代表以外にも、年齢制限のあるカテゴリーとしてU23、U19、U17代表などもあります。A代表での一番大きい大会はワールドカップとなりますが、ワールドカップはU19、U17など年齢ごとのカテゴリーの大会もあります。またオリンピックは23歳以下という制限があるため、U23代表で臨む大会となります。
日本代表はワールドカップに過去7回出場しています。1998年に初めてワールドカップに出て以降は、アジア予選を勝ち抜き、全体会に出場しています。最高成績はベスト16(2002年、2010年、2018年、2022年)です。
年齢別のワールドカップでの過去最高成績ですが、1999年に小野、高原、稲本、本山等のゴールデンエージを要したU20ワールドカップでなんと準優勝に輝いています。
7位 2018西野ジャパン 最強フォーメーション
筆者が考える2018西野ジャパンの最強フォーメーションは以下のとおりです!
2014年ワールドカップでは、前評判がよかったものの、まさかの1分2敗でGL敗退となってしまった日本代表。
ザック監督が退任し後任となったアギーレ監督は実績のある監督であり、実際に戦術面でも多くの期待をされていましたが、不祥事疑惑が発生し、アジアカップ後に監督をしりぞくことに。
その後に着任したハリルホジッチ監督下において見事ワールドカップ最終予選を勝ち抜き本戦出場を決めました。
しかし、ハリル監督は本田や香川など当時圧倒的な主力であった選手も忖度せずにベンチに置くなど、良くも悪くも代表にメスを入れていきます。
この手法がチーム内で確執を生み、ワールドカップ前に代表監督を解任されてしまいます。(ハリル監督は他国でもスター選手を平然とメンバーから外すなどし、常に賛否両論がある監督です。)
こうした混乱の状況の中、ワールドカップ直前に着任したのが西野監督です。
当時は、絶対的選手だった本田、香川も全盛期を過ぎていたことから、この二人を外すハリル監督の采配を英断とみる人もいたのですが、ハリル監督が解任され、西野監督になったら、また主力に戻っていたことなどもあり、就任当初から、西野監督への批判がつきまとっていました。
また試合内容を見ても、準備期間も短いこともあり、散々な内容でした。
直前の強化試合ではガーナ、スイスにそれぞれ0−2での完敗でした。
特に本田圭佑の調子が絶不調に感じました。
こうした状況の中、西野監督はメンバー変更を決断します。
本田をベンチに下げ、乾を先発起用し、本線前の最終戦であるパラグアイ戦にのぞみます。
結果は乾の大活躍もあり、4−2の勝利。最後の最後でワールドカップにのぞむ布陣が決まりました。
ワールドカップ本戦では、日本は躍動します。初戦のコロンビア戦は、香川のゴールと、途中出場の本田アシストからの大迫のゴールで2−1で勝利。続くセネガル戦は、乾のゴールと、途中出場の本田のゴールで2−2の引き分けと、乾の先発起用、本田のスーパーサブ起用がいずれも当たります。
そして最終戦のポーランド戦。この一戦に勝てばGL突破という場面で西野監督は大博打の奇策にでます。
決勝トーナメントを見据え、なんとスタメンの大半を休ませ、控え中心のメンバーで臨みました。
GL突破がかかる一戦でこの奇策。さすが策士といえる男です。
西野監督の大博打はこれだけではありません。
この試合はメンバーを入れ替えたことにより、うまく機能せず、0−1で負けている状態で、後半残り10分となりました。
ここで西野監督はキャプテンの長谷部になにやら指示を出します。
なんとなんと、0−1で負けていてなおかつまだ10分以上試合があるのに、最終ラインでのボール回しを指示したのです!
というのも、他会場の結果では、コロンビアがセネガルにリードしており、このまま試合終了となれば、日本は0−1で負けても決勝トーナメント進出が決まるからです。
ただし、セネガルが一点でも取れば、GL敗退が決まってしまうため、まさに大博打でした。
これにはさすがの本田選手も、ベンチで不安な表情で戦況を見守っていました。
そして、、、
西野監督の思惑通り、0−1の敗戦のまま試合終了し、他会場でも、コロンビアがこのまま勝利したため、見事、日本代表の決勝トーナメント進出が決まりました!!
今までに見たことのない采配でした!!
そして決勝トーナメントは、優勝候補のベルギー戦です。
苦戦も予想されましたが、ポーランド戦で主力を休ませていたこともあり、日本の選手が躍動し、ベルギー相手に前線します。そして後半途中まで、2−0でリードする展開に!!
初のベスト8が目前に迫りましたが、その後ベルギーの猛攻を受け同点にされ、後半ロスタイムには、カウンターから失点し、逆転され、GL敗退となってしまいました。
本当に本当に惜しいところまで行きましたが、西野ジャパンの短い冒険はここで幕を閉じました。
急なワールドカップ前の就任に関わらずベスト16という結果を残したこと、ポーランド戦での采配によりベスト8を本気で目指していることがわかりました。
西野ジャパンの評価
西野ジャパンを7位と評価したのは、大会前のゴタゴタなどがあったにも関わらず、あと一歩でベスト8進出というところまでいったことの評価と、とはいえ、ワールドカップの成績は1勝1分2敗だったことの評価を総合的に判断した結果です。
ただし、乾をスタメンに抜擢したことと、本田を腐らせずにスーパーサブにしたことについては西野監督以外では難しかったと感じますし、結果、この2つの決断が、好材料となったことはいうまでもありませんのでそこは最大限の評価をしたいと思います。
とはいえ、試合数や準備期間が少なすぎるため、本当の評価は難しい代表ではあります。
欲を言えばもう少しこのチームでのサッカーを見てみたかった気がします。
(おまけ)この代表の個人的名シーン
・西野監督が結果を残せない時に、スポーツ新聞一面でプチブレークした文言「アキラ100%」にちなんだ「アキラ危機感0%」
・長友の髪の色
・ロストフの悲劇
・本田&岡崎の敬礼パフォーマンス
・大迫半端ないの再来&本格ブレーク
・ベルギー戦終了間際の本田のFK(デンマーク戦を彷彿)
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