サッカー日本代表:歴代最強チーム(3位 2018-22森保ジャパン)

Last Updated on 2024年1月12日 by ピントゥリッキオ

multicolored soccer ball on green field
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このブログでは、サッカー日本代表チームが、初めてワールドカップに出場した1998年から直近の2023年までの日本代表の最強チームのうち3位の2018-22森保ジャパンについて解説します。

日本代表の歴代チームの最強ランキングについてまとめていますのでまずはそちらもご覧ください!

  ・サッカー日本代表歴代最強チームランキン

日本代表の歴代得点ランキングについてもまとめてますので是非ご確認ください(^^)

  ・サッカー日本代表:歴代得点ランキングまとめ

サッカー日本代表とは?

日本サッカー協会(JFA)によって編成される日本の男子サッカーのナショナルチームです。呼称は様々で、A代表やフル代表、サムライブルーなどと呼ばれます。

年齢制限のないA代表以外にも、年齢制限のあるカテゴリーとしてU23、U19、U17代表などもあります。A代表での一番大きい大会はワールドカップとなりますが、ワールドカップはU19、U17など年齢ごとのカテゴリーの大会もあります。またオリンピックは23歳以下という制限があるため、U23代表で臨む大会となります。

日本代表はワールドカップに過去7回出場しています。1998年に初めてワールドカップに出て以降は、アジア予選を勝ち抜き、全体会に出場しています。最高成績はベスト16(2002年、2010年、2018年、2022年)です。

年齢別のワールドカップでの過去最高成績ですが、1999年に小野、高原、稲本、本山等のゴールデンエージを要したU20ワールドカップでなんと準優勝に輝いています。

3位 2018-22森保ジャパン 最強フォーメーション

筆者が考える2018-22森保ジャパンの最強フォーメーションは以下のとおりです!

前半後半でシステムを変えるフォーメーションのため2つ載せます。

《前半》4−2−3−1

《後半》3−4−3

2018年ワールドカップでは、前評判を覆し、GL突破し、決勝トーナメントではベルギーを相手に一時2点リードするなど、最終的にベスト16で散ってしまいましたが、ベスト8進出が現実的と捉えられた貴重な大会でした。

大会前にハリルホジッチ監督の後釜で急遽監督に就任した西野監督。最初は批判が多かったですが、策士な一面を見せ見事結果を出しました。

西野監督の続投待望論もありましたが、結果的に退任し、その後釜についたのが森保監督でした。

森保監督は広島で実績を残したこと、また2018ワールドカップを受け日本人監督待望論があったことなどから就任当初は好意的に受け止められていました。

そして初めて招集するメンバーは今までと大幅に顔ぶれが変わりました。

これまでの主力であった本田、長谷部が代表引退し、香川、岡崎などが招集外となりました。

そして新しいメンバーにはポルトガルでブレイクしていた中島、オーストリアで着実に実績を積んだ南野、オランダでブレイクした若き堂安、将来のDFリーダー候補の冨安などが入り、一時代の終わりと、新たな時代の幕開けを感じました。

そして、この新しい若きメンバー達は早速躍動します。特に中島、南野、堂安の活躍は目覚ましいものがありました。その中でも中島のドリブルおばけ振りはすさまじかったです。。。コロンビアや、ウルグアイなどの南米の強豪にも完勝し、無敗のままアジアカップへ。

アジアカップでも厳しい戦いが続きましたが全勝で決勝に進出しました。勢いそのままにいざ優勝!と行きたかったですが、決勝でカタールに1-3で敗れてしまいます。また試合展開的にもカタールに終始試合を支配されており、このチームになって初めての敗北は非常に手痛い残念な結果といえます。

その後、日本代表は2019年夏に開催される北中南米の大陸大会であるコパアメリカに招待され参加することになりました。

ただし、海外クラブに所属する多くの選手は、ゲスト参加という立ち位置で参加する本大会への選手の参加を認めないクラブが多く、ベストメンバーを組めない状況でした。

そこで森保監督はA代表と併せてオリンピック世代を率いることが決まっていましたので、この大会は多数のオリンピック世代の若手を積極的に招集し臨みました。

そして、日本サッカー界の至宝、久保建英がA代表デビューを飾った大会でもあります。

結果は1敗2分でしたが、アンダー世代が多い中でも戦えていたことや、久保の目覚ましい活躍などもあり将来に向け手ごたえのある大会となりました。

しかし、出だしは好調だった森保ジャパンですが、徐々に停滞していきました。

コパアメリカ以後、ワールドカップ予選や、親善試合を重ね、戦績はそこまでどうしようもないほどは悪くもなかったのですが、試合内容が乏しく、交代カードや、試合の中での戦術変更等も見られず、森保監督に対する批判も続きました。

そんな中ですが、少しずつ、少しずつ解決の糸口も見えていました。

鎌田をトップ下に起用した4-5-1、オリンピックの際の久保、堂安の2シャドー、そして左サイドの三笘薫の台当。

また最終ラインもワールドクラスになった冨安、板倉の台当。

いつのまにか選手層がかなり厚くなり、少しずつ戦術の幅が出てきました。そんな状況でいざワールドカップ本番を迎えます。

グループリーグはスペイン、ドイツという超強豪と同居したため、戦術が気になります。

初戦ドイツ戦は4−2−3−1でスタート。ワントップは無尽蔵のスタミナで前線からの守備でハイプレスに最も適した前田を抜擢。左サイドは三笘ではなく久保を配置しました。 しかし前半から後半頭には圧倒的に押される展開が続きます。日本も守備ブロックを下げられ前線で全くボールが収められません。そんな中後半途中に三笘、堂安、南野、浅野を次々投入し、フォーメーションも3−4−3に変更します。徐々にボールを保持できる時間が続くと、三笘、南野が絡んだ流れで堂安が同点ゴール! 続いて浅野が独力でゴールを奪い後半終了間際についに逆転!!!

日本の歴史が動く、信じられない!!!!!  早く試合が終わって欲しい一心で試合終了を待ちます。そして日本勝利で試合終了!  ワールドカップの舞台でドイツから金星をうばう歴史的勝利を飾りました!

続くコスタリカ戦はまさかまさかの敗戦。。窮地に追い込また中迎えたスペイン戦。ドイツ戦と同じように4−2−3−1でスタートし後半に、メンバー交代をあわせて3−4−3にするシステムで挑みました。ドイツ戦同様、前半から押し込まれますが守備が上手くはまっており素晴らしい対応をしたことで、ボールは保持させますが決定機は作らせない展開で上手く進んでいきました。ただ、前半の早い段階でモラタに先制を許してしまったため、スペイン相手に後半2点を奪う必要があります。

しかし後半に素晴らしい景色を見せてくれました。堂安の目のさめるミドル、三笘の1mmからの田中の執念のゴールで見事に逆転。そのまま勝利し2度のアップセットを起こして見事グループリーグ首位通過を果たしました!

ベスト16のクロアチア戦は非常に拮抗したいい試合を見せてくれましたが、惜しくもPK戦で敗退し、またしてもベスト8進出はできませんでした。

しかし森保ジャパンは、今までのワールドカップで最高の景色を見せてくれました!

この後、第二次森保ジャパンに移行しますが、明らかにワールドカップを経て一段レベルアップした姿を見せてくれています。

第一次森保ジャパンの評価

森保ジャパンを3位と評価したのは、ワールドカップの成績が大きいです。

ワールドカップ前までは、評価があまり高くありませんでしたが、選手個人も海外移籍やクラブのステップアップも増えてきて、気づけばワールドカップ直前には過去一、二を争う選手層になっていました。森保監督の戦術もワールドカップ本番で完璧な指揮を振るい、事前の低評価が嘘のような結果を掴んでくれました。

個人的には今の代表チームは海外での経験値も多く、高レベルなコミュニケーションを図れる選手が多い印象ですが、そこに森保監督の聞く力や、選手からの信頼が上手くマッチし、素晴らしいチームになったのだと思っております。

昔、中田英寿もいってましたが、日本代表には日本人の監督で長期に指揮を取れる監督がいいとつくづく思いました。

ただしドイツ戦は大量失点してもおかしくなかったし、コスタリカ戦に勝てなかったこと、圧倒的なポゼッションをされてしまったスペイン戦については、改めて振り返り、今後、日本代表にふさわしいサッカーについては改めて考えていかなくてはいけないとも思いました。

最後の最後でようやく最適解ができあがった大会でしたが、今後は強豪相手にも主導権を握れる代表になってくれることを切に願いたいと思います。

(おまけ)この代表の個人的名シーン

・オリンピックの3位決定戦敗戦後の久保の涙

・三笘の1mm

・コパアメリカで暴れた久保への期待感

・ブラボー長友

・スペイン戦前の長友の正夢

・アメバ×ケイスケ・ホンダ

・なぁなぁふぅん?

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